【全日本ベテランテニス選手権　結果報告】

皆さんこんにちは。
コーチの中山です。

10月6日から名古屋の東山公園テニスセンターで行われていた、全日本ベテランテニス選手権に出場してきましたので、結果報告をさせて頂きます。
この大会はベテランテニスの最高峰の大会で、昨年の9月から今年の8月までに行われた、日本ベテランテニスツアーのベテランＪＯＰ対象大会の試合結果によるポイントランキング上位選手が出場できる大会です。

僕は幸いにも60歳以上シングルスとダブルスの、両方で本戦出場することができました。
まずシングルスですが、1回戦の相手は同い年の人で12年前の全日本で対戦して、その時はファイナルセットまで戦い、僕が２-１で勝利した相手でした。

それ以来の対戦となった今回は、４-０リードしていたのにじわじわと追い上げられ、５-４で私のサーブでしたがブレイクされて、結局１st.セットは５-７で取られてしまいました。

４-０リードでリードしたところで少しホッとして、気が緩んで隙ができてしまったかもしれません。
２nd.セットは切り替えていこうと思い、１st.セットの反省点を踏まえプランも立てていたのですが、セットの始めにブレイクしただけで、そこから一気に６ゲームを取られて１-６で終わってしまいました。

結局立てていたプランも実行できず、自分のプレイスタイルも充分出せず、雑な試合になってしまいました。負ける時はこんなものかもしれません。
１年間この試合のためにツアーを回ってきたのに、久しぶりに残念な、また勉強になった試合でした。

次はダブルスです。
ダブルスは第４シードでの出場で２回戦からでした。
前日にシングルスを戦っていたので、体は良く動きボールもよく見えていました。１st.セットは序盤から好調で一気に６-０で取ってしまいました。何をやっても入るって感じです。

２nd.セット２-１から僕のサーブで０-４０となってしまいました。ここをブレイクされると２-２となり、後半もつれるのが予測されるので、とにかく１ポイントずつ取っていき、結局そのゲームをキープすることができて、そのまま流れに乗って６-０・６-１で勝利しました。

次の日は準々決勝で、相手は全日本ベテランダブルスのタイトルを取ったことがある二人でした。
初めはお互いに落ち着いたプレイでゲームを進めていきましたが、ちょっとしたミスを犯した方がゲームを落としていき、結局６-２・６-２で勝つことができました。

次は準決勝で相手は第２シードです。
このペアとは今年１年間で５回目の対戦となりました。過去４回は１勝３敗で分が悪いのですが、直近の９月の大会では決勝で我々が勝利していました。
今回もその時のことを踏まえて臨みましたが、決してプレイが悪いわけではないのですが、流れに乗り切れないところやミスがあり、１-４になってしまいました。
そこから少しずつ流れが良くなり５-４でリードして僕のサービスでしたが、これをブレイクされてそこから３ゲーム連取されて５-７で取られてしまいました。

２nd.セットは気持ちを切り替えていくところですが、やっぱり引きずってしまい再び１-４になってしまいました。
このままではシングルスと同じになってしまうと思い、もう一度気持ちを奮い立たせて集中してプレイし、５-５に追いつき６-６でタイブレイクに突入しました。
しかしタイブレイクでも０-３となり、何とか５-５まで追いついたのですが、結局そこまでで５-７で取られて、５-７・(５)６- ７で負けてしまいました。

ダブルスは３年連続のベスト４でした。
決勝進出のチャンスはあったし、初めにリードされなければ勝てた試合かもしれません。このレベルになると技術的にはそんなに差がないので、試合の入り方や気持ちの持ち方のメンタルの部分と、戦術の立て方などが勝敗を大きく左右することを、改めて思い知らされた大会でした。

今後の僕の飛躍のカギは上記の反省点に集約されると思います。でもこれが難しい課題です。

９月から来年の全日本ベテランに向けて、もうツアーはスタートしています。９月には中国選手権に出場して、今週末は軽井沢国際に出場します。
お客様には大会期間中のレッスン代行に、ご理解とご協力を頂き、また多くの激励を頂きまして感謝しております。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。