年代別テニスの楽しみ方

こんにちは。長谷です。

私はレッスンの時に皆さんへよくお伝えすることがあります。
それは「長くテニスを楽しみたいなら年齢に適したプレーをしましょう！」という話です。

年齢と共に取れていた球が取れなくなってきた。
動けていたのに動けなくなってきた。
コーチの私でもそう思うことがあります。

もちろんトレーニングや筋トレをしたり、
身体能力を落とさない努力はしています。
しかし、お客様の立場に立って考えてお話をすることがあるのです。
「動かないテニスを覚えましょう！」
いや！
「動かされないテニスを覚えましょう！」と。

年齢（身体能力）によって段階を考えましょう。
20代：予測よりも自分の足を信じて打たれたボールを脚力で取れ！
30代：打たれる前に予測をしておき、そこへ動き出す準備をしよう！
40代：予測した場所へ打たれる前に動き出し、前もって準備しよう！
50代以上：相手に、そこにしか打てないというボールを先に打って誘い込もう！
……というように、相手に動かされるテニスではなく、自らが先に動いて待つプレーをすると
「相手に動かされる！」ということが少なくなります。
と、お話しています。

もちろん、それだけではありません。
しかし先を読むテニスを考えるようになると更にテニスが楽しくなるのです。

「あそこに打たせるにはどこにボールを落とせば良いのか？」とか
「あそこに落とせればあそこにしか来ない！その次のボールをあそこへ打とう！」
など、頭の中でゲームができるようになり、
それがオンコートでも目的になって、作る楽しさが増えるのです。

自分で作った組み立てでポイントを取った時の快感！
打たせたいと思ったコースへ打たせることができた時の快感！
頭を使うテニスをすると本当に楽しさが倍増します。

皆さんは「コーチいやらしいとこにボール打つなー」
なんて思ったことはありませんか？
そう！それは、皆さんにそこにしか打てないボールを先に送られているのです(笑)。

ゲーム練習になったときにぜひ、コーチのプレーを観察しましょう！
意外に誘いに乗ってしまっているプレーが見えてきますよ。

頭の中で色々なパターンを想像してゲームしてみてください。
「今度はこれをレッスンでやってみよー」
なんてイメージを持って行けば更にレッスンを楽しめますよ！