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テニスコラム

ポーチにチャレンジ

2025/01/08

  1. 技術解説
  2. その他

〈テニス意識改革コラム『豊田ism』vol.13〉

テニスのダブルスの試合で「ポーチ」という言葉がありますが、英語でpoachと書いて「奪い取る」とか「侵入する」という意味だそうです。
つまり前衛が後衛のクロスラリーに侵入してボールを奪い取るようなイメージですね。
ポーチは前にただ立っているだけではできません。常に「いつ侵入しようか」と狙っておくことが大事です。

ダブルスの試合中にポーチを行うのは経験が浅い方にとって勇気がいることだと思いますが、チャレンジしていかないとポーチに出るタイミングを掴むことはできません。
皆さん、どんどんチャレンジしていきましょう!

でもチャレンジするには、ポーチに出るタイミングはいつがよいか知りたいですよね?
それは、何をしたいかによって変わってきます。

例えば、ポーチをしてボレーで決めたいと思った時は、相手がクロスにボールを打つ時にタイミングよく出ることが必要です。

相手がボールを打つスイングを始めてから動き始めれば、そこからコースを変えてストレートに打たれることはあまりないと思いますので、相手がスイングを開始するタイミングをよく見ておかなければなりません。

ただし、このタイミングでポーチに出ていっても、クロスの角度がキツくて届かない場合が多いと思います。

ポーチに出たい時は、「このボールならいける」と思ってから出る時もあれば、あらかじめ「次のボールはポーチに出る!」と決めて出る時もあります。

ポーチが得意な方は、後者のパターンが多いと思います。
他には相手が打つ際の体勢を見て、「この体勢なら強く打てないだろう」とか、「角度をつけて打てないだろう」と思った時もポーチに出るチャンスです。
また、クロスに飛んできたボールを真っ直ぐストレートに打つのは結構難しいので、それを利用してポーチに出るパターンもあります。

ゆっくりなボールならともかく、速いクロスボールをストレートに打つというのはかなり難しいショットなので、自分のパートナーが打ったボールが速くて深いクロスボールだった場合は、相手が打つ前にポーチに出る素振りをして相手にプレッシャーをかけたり、相手に難しいストレートを打たせたりするのも一つの戦術になります。

私の場合は、テニスを始めた頃から「相手は今何を考えているのか」「今これをやったら相手はビックリするだろうな」などと考えてプレーするのが好きだったので、相手の考えをだんだん予測できるようになっていき、相手が次はクロスに打つと予測した時にはポーチに出て決めたりしていました。
対戦相手がほとんどのボールをクロスに打っている場合は、そのデータを元にポーチに出るのも良いと思います。

テニスは直感や予測が結構大事なので、このように考えながらプレーをすれば戦術の幅が広がると思います。
ダブルスで前衛に立った時には相手を観察し、色々と予測しながらポーチにチャレンジしてみてください。

 

※『豊田ism』は、過去に当社公式LINEアカウント「ARDORスキル向上委員会」に投稿した内容を掲載しています。

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