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テニスコラム
2024/10/18
〈テニス意識改革コラム『豊田ism』vol.7〉
今回は「ダブルス」について書きたいと思います。
ダブルスは2人で戦う種目なので、お互いに「自分の役割」をはっきりさせておくべきです。
例えば自分のパートナーがとても攻撃的で、甘いボールはどんどん決めてくれる人だった場合、
「自分はその甘いボールを引き出す役割に回ろう」と考えると、やるべきことがはっきりしますよね。
自分にできることを先に考えておいて、その役割を果たそうとすることで迷いなくプレーができるようになると思います。
リターン時のサイドが分かれているのもダブルスの特徴で、デュースサイド(コート右側でリターン)とアドバンテージサイド(コート左側でリターン)があります。
もちろん、得意なサイドがあればそちらを選んでプレーすればよいのですが、実はアドバンテージサイドのほうがゲームに直接繋がるポイントが多いのです。
カウントが「0-40」「30-40」の場合や、デュースありの試合の場合だと、アドバンテージの時もゲームポイントとなります。
つまり、その1ポイントでゲームを取れるかどうかが決まるため、アドバンテージサイドでリターンをする際は確率良くリターンを返す意識が大事です。
もちろんどちらのサイドでも確率良くリターンを返球するのがベストなのですが、特にデュースサイドでリターンミスをした後に(アドバンテージサイドでも)連続でリターンミスをしてしまうと、相手へ主導権を渡してしまいがちです。
裏を返せば、ポイントを連取できればこちらにチャンスの流れが回ってきやすくなります。
このように流れを掴んだり離したりする大事なポイントが、アドバンテージサイドには多いのです。
これを意識してリターン練習に取り組むだけでも、試合全体で流れを掴めるチャンスが多くなると思います。
なおテニスにおいて守備が重要であることは、シングルス・ダブルス共に言えることです。
まずは2人でどれだけ「守れるか」がキーポイントです。
ダブルスで守るためのショットとしては、相手の前衛にボールを触らせないクロスコートへのショットがメインです。
相手が2人とも前にいる場合は、相手の足元にコントロールするショット、または簡単にスマッシュを打たれない深いロブ、相手の速いボールをゆっくりとしたスピードに変えて返球するなどのショットが効果的です。
ポイントを取りに行く姿勢も大切ですが、まずはミスを減らして、相手に攻められないようにボールを返球し続けることが大事だと思います。
試合中に大事なポイントを理解したうえで、それらのショットを打つことができれば、より安定したダブルスができるようになると思います。
ぜひ練習の時に取り入れてみてくださいね。
※『豊田ism』は、過去に当社公式LINEアカウント「ARDORスキル向上委員会」に投稿した内容を掲載しています。
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