バランスの重要性

〈テニス意識改革コラム『豊田ism』vol.16〉

今回は「バランスの重要性」についてです。

テニスでいうバランスとは、ボールを打つ時に頭がグラグラしない、打った後にフラフラしない、要は「軸を保つ」ということです。

テニスだけではなく、全てのスポーツにおいてバランスを保って動くことは大切です。
オリンピックで色々な競技を観ていると、どの競技の選手もとても美しいフォームに見えますよね。
それは体の軸が保たれバランスが取れているため、動きがスムーズに見えるからだと思います。
自分自身のフォームはあまり見る機会がないと思いますが、バランスを保って打つためには、頭がほとんど動かないように意識して打つことがオススメです。頭がグラグラしているプロの選手はいませんからね。
ご自身がどうなっているか、打つ時に意識してみてください。

また体のバランス以外にも、精神的なバランスをとることも必要です。
例えば「自信」はどうでしょうか。「自分は絶対にできる」「やれるはずだ」「このやり方で間違いない！」そう強く思えることは、自分に対して自信を持てているということです。

しかし過信は良くありません。
「自分にできる範囲はこれくらい」ということが理解できていれば「これは自信を持って打てない」というボールへの対処法を考えるようになり、その結果としてミスも減ってくるはずです。

逆に自信を持たないことも問題です。
自分ができることに対しては、素直に自信を持ってプレーすべきですし、できないことをできると過信しても、良い判断はできないもの。
大事なのは「バランス」です。
試合中に打ち過ぎてもミスが多くなるし、打たな過ぎても甘くなって相手に攻められてしまう。
バランス良くプレーをしなければなりません。

このように、何でも「バランス」がとれていると良いプレーができると私は思います。
少し難しい内容ですが、ぜひ意識してみてください。