ストリング実証 備忘録

こんにちは、幸野です。
過去にハイブリッドについて書いた記事を久しぶりに読み返し、
ストリングについて個人的に試してみた最近の経験を、記録としてまたブログにまとめてみます。

今回は好奇心から高額なナチュラル・ガットを2種類試して、どのような違いを自分が感じたかを紹介します。
（おゆみ野校で店頭販売しているタッチTONICより高価なものを紹介しています。）
あくまで幸野自身の感覚なので「それ違うな。」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
一個人の自由な見解としてみてもらえるとありがたいです。

今回はメーカーからの試供品ではなく、個人的な興味での購入なので、
忖度など一切なしの記事になります。

最初に試したのは、バボラのタッチVSです。

包み込むような柔らかい打球感と、
特にボレーにおいてはある程度は真ん中を外しても狙ったところに飛んでくれる扱いやすさを感じました。
スピードも結構出るので楽に打てますが、
ストロークラリーで熱くなってラケットのスイングに力が入るとアウトが増えます。
ボレー主体の相手の力を利用するスタイルには向いていると思います。
下の画像は1週間使用した際の画像です。

次はウイルソンのナチュラルです。
メーカー小売り希望価格が12,000円(税抜)の超高額ナチュラルです。
このストリングは張替のみの経験で、打ったことはありませんでした。
やはり使わずには何もわからないので試してみました。

これまで打ってきたナチュラルガットの中では最も打球感が硬い感じがします。
硬いと言っても飛ばないわけではなく、反発力やスピン性能は他のナチュラルと比べても遜色ありません。
むしろタッチTONICよりも回転がかかりやすく感じられるのでストロークラリーも苦になりません。
このストリングは品質を重視して、特別に原料となる牛をオーガニックグラスで飼育しているそうです。
通常の飼育では材料となる牛の腸にも脂肪（不純物）が多くなるが、
オーガニックグラスを与えた牛は脂肪などが少ないのだそうです。
確かにウイルソンのナチュラルは透明度が高いです。
そして何より耐久性も高いです。１週間使用したストリングの痛み具合が違いました。

これまでのテニス人生の中で数種類のナチュラルガットを試してきましたが、
ここまでの耐久性を感じたものはなかったと思います。
耐久性だけを考えても通常のナチュラルの1.5倍する価格分の価値があるようです。
しかしながら、バボラ・タッチＶＳもウイルソン・ナチュラルも平均的なストリングの3～4倍の価格です。
さすがに何度も張るのはお財布的には苦しい、今年最後の贅沢になるかもしれません。

今後もストリングを試した記事を作成していく予定です。
次回も読んでいただけると嬉しいです。