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ストリング実証 備忘録 その2

2021年10月28日

こんにちは。幸野です。

先日ご紹介したナチュラル・ガット
「タッチVS」が10日間、「ウイルソン・ナチュラル」は15日間で切れました。
毎回高価なナチュラルガットを張り替えることは私にとってお財布的に困難です……。

なお私はナチュラルガットを縦に使用するハイブリッドが好みなのですが、
その場合はさらに寿命が短くなりました。
下の画像はバボラ・タッチVS(ナチュラル)とヘッド・リンクス(ポリエステル)です。
ストリングが伸びて、打球感が気持ち悪く感じる前の4日目に切れました。

さすがに、縦横ナチュラルよりも切れるのが早いのは困りものです。

私はストリングを選ぶ際に、スピンのかかりやすさとコントロール、耐久性を重視しています。
単純にその要素を満たす素材であるポリエステル・ストリングを縦横(同じ商品を)に張れば
解決しそうに思えるのですが、それだと打球感が硬すぎたり、
または柔らかすぎたり、反発力が足りないと感じます。

そこで「ストロークの飛びを抑えて、しかし打球感は硬過ぎない」という欲張りな設定を求めて、
縦横をそれぞれを違う種類のポリエステル・ストリングで張るハイブリッドに挑戦しました。
トッププロの C・ルード がポリツアースピンと
ポリツアープロのポリエステルのハイブリッドを使用しているという情報を得てから、
どのタイミングで試そうか考えていた企画です。
(→C・ルードの動画はこちら )

 

というわけで今回は、
柔らかく軽い弾き感のあるヘッド・リンクスと
硬めでよく飛ぶテクニファイバー・ブラックコード4Sを組み合わせてみました。

柔らかいリンクスと硬いブラックコードの組み合わせが予想以上に良い打球感を生みました。

縦リンクス・横ブラックコードは適度なホールド感と反発力が感じられ、ボレーが打ちやすい。

縦ブラックコード・横リンクスにすると硬めの打球感になり、特にストロークが安心して振り抜ける気がしました。

縦と横を同じストリングで張り上げた時よりも、打球感は2つのストリングの中間位の硬さになり、
スピンはよりかかりやすく感じました。
ブラックコード4Sは断面形状が4角形なので、
その平たい表面を丸い断面形状のリンクスが滑りやすくなったのでは等と想像しています。

 

次回はまた違った内容を用意しています。
またご覧いただけると嬉しいです。

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